○○に行ってきた!!

子連れでも楽しめる遊び場を紹介したい(野望)のと、国内外旅行記を備忘録として(メイン)

宮島に行ってきた! 2


朝から厳島神社参詣できるなんて贅沢すぎる散歩だぜ!


朝から参拝客多いね。しっとりしている。


不穏な空だけど、せっかくなのでチューたちも記念撮影。


宮島記念館を外から撮影。宮島にも住んでる人いるんだねー(まあそうなんだけど)

このあと千畳閣と五重塔付近をプラプラして、フェリーに乗って対岸にわたる。寂しい。。。

行きはJRでばびゅんと来たので、帰りは路面電車でえっちらおっちら。ちゃんとSuicaも使える最新鋭の路面電車でかわいい。ゆっくりながれる景色をボケーとながめながら、広島市内に戻って行く。
広島ってそこそこ発展してて、でもそこまででもなくって、ちょうどいいサイズの街だなぁと感じながら。

で、そのあとは広島で働く妹の顔を見て、MOSDO1号店にて昼食。

宮島にて穴子飯を食わなかったことをはげしく妹になじられたが、そんなにおいしいのか?穴子??まあいいや、また来たときに食べよう、きっと宮島はまた来ると思う。だって厳島神社あるし。

宮島に行ってきた! 1

聖地巡礼の旅、2012年大河のドラマ予習の旅。

東京⇒広島間なら断然空路だろ!ということで、早朝便で羽田から広島へ!朝食はスタバのサンドイッチでばたばた口に入れて、乗り込んだ。
途中雲海にうずもれる富士山がとてもきれいに見えた。日本一の山。


飛行機で国内回ると、日本地図とおりの地形がわかって、楽しい。
広島周辺は、瀬戸内海に浮かぶ島々と、なだらかな緑豊かな中国山地が近づいてくる。



着陸後リムジンバスで広島駅まで。。。
とこのバスが予想外に時間がかかる。道路渋滞のため、のろのろ運転。
普通なら50分程度でつくところをその倍ほどの時間をかけてやっとのことで広島駅へ。せっかく朝早く出てきたのに、すっかりお昼になっていた。




事前にガイドブックで狙っていた、広島焼きのお店にて昼食を頂く。


腹ごしらえをしたところで、目的地宮島へ向けてGo!!
JR西日本の宮島まではPasmoもOK。改札で切符買わなくていいのでとても便利。待つことなく電車に乗り込み、徐々に近付く宮島にどきどき。

宮島口からフェリー。最後のほうに乗り込んだのでいい位置陣取れなかったけれど、徐々に近付いてくる朱の鳥居に大興奮。瀬戸内海の風を受けながら、目の前に迫る鳥居に釘付け。




宮島に到着後、お宿へ荷物を預け、ぶらり参道を歩く。

ゴールデンウィーク、観光客で活気のある参道。

町おこし用のでかいしゃもじ。


神殿拝観のまえに、目の前の鳥居に釘付け。
引潮で鳥居の立つその先まで水が引いており、たくさんの人が鳥居に直接近付いている。私も興奮状態で、階段を下り、その大きな鳥居に向かう。

前回着たときはここまで水が引いていなかったので、直接鳥居に触れられて感動。硬貨が鳥居にはさんでありとてもおもしろい。
正式な参拝ということで、鳥居をくぐって本殿を眺める。
朱の神殿と新緑の緑のコントラストがきれいっすなー海から鳥居をくぐって参拝する形を思いついた清盛は偉すぎる。マツケンガンバレ。



拝観料はらって、寝殿造りの本殿へ。回廊は影になっていて気持ちいい。朱い柱から光が入ってきて神々しい。能舞台を横目に見つつ、これまた本殿からも鳥居を眺める。鳥居鳥居鳥居。朱がものすごくきれいなのねー


本殿を抜けて弥山に上るべくロープウェイ乗り場に向かう。道中、林の中の小径を抜けながら、世界街歩きゴッコ。デジカメでムービーとりながら、「こんにちは〜何をしているんですか?」の中嶋朋子ナレーションのまねで、架空の地元民に語りかける。新緑が気持ちいい。


ロープウェイから臨む瀬戸内海のすばらしさよ、本州と四国との間に点在する島々のぽこぽこしたかわいさよ。5年ほど前にも宮島に来たんだけれど、その際には弥山に上らなかったので、こんなに瀬戸内海の島々がきれいで雰囲気ある場所とは知らなかったよ、不覚。このあたりを平家の船団が漂って行ったんだなーと平安末期に想いを馳せる。




弥山から神社まで戻ってくると、日も暮れて来て、潮が満ちて来ていた。諸行無常。

宿に戻る前にあげもみじ食った。あつあつ油っぽい・・・これは普通のもみじの方がいいよな

いつも以上に宿奮発したのでものすっごいモダンでおしゃれすぎた!まあどうせ旅するならそこそこいいところがいいよね。非日常の旅でがっかりしたくないよと、そこそこ高価な旅費への言い訳。

まーこんなおいしい柏餅&お抹茶が部屋でのんびりいただけるんだしいいよね、家具も調度品もおしゃれでいい。

夜の鳥居ながめて、人気のない商店街を散歩して、この日はおしまい。

エジプトに行ってきた!7

最終日です。
カイロからちょこっと(車でそこそこ)のところにある、クフ王のピラミッドよりさらに古いピラミッドの見学。赤のピラミッド、屈折ピラミッド、階段ピラミッドの3連弾!!


クフ王ほどのメジャーピラミッドではないので、観光客は、身内しかいなかったのが赤のピラミッド、屈折ピラミッド。見渡すかぎり砂漠で何もない。
TMRの真似しちゃうくらいの風の強さ。

とはいえ、銃をもった警備員がずっとついてきているんだけどね。



階段ピラミッドは、入り口にちょっとした遺跡があって、らくだも馬もいるそこそこの観光地。物売りいますけど、中国製の粗悪な土産物を高値で売りつけるんで、しつこい奴らなんで注意してくださいね、ってガイドがしきりに言ってた。たぶんマージンもらってないから。




例のラムセス2世像のおねんねバージョンが安置されたミニ博物館へ向かう。
これ立ったらすげーでかいよな、っていう大きさ。
砂漠の国の像ってそれにしても、もろいなーって思うよ、日本の仏像なんかと比べて。
地震のない国なんだろうなぁ。文化は環境の上に成り立つんですね。自然環境は征服するべきものではなく、共存していくものですよね。



ペルシャ絨毯の学校で、子どもたちの機織パフォーマンスを見せられた。
ここの担当者の日本語の流暢さが、何よりも日本人のエジプト愛を感じさせられる*1
バブルはじけた不況国日本人は、そこまでおおきい高価なペルシャ絨毯買えないんだよ。ちいさいランチョンマット程度の大きさのものを買いました。記念。




最後の最後はナイル川湖畔の中華料理屋。

うさんくさい漢字の使われた店で、必勝ハチマキ巻いたウェイターがおもしろい。川のすずしい風をいっぱい感じておいた。


空港でツアーお世話になった現地ガイドとアツイ握手を交わし別れて、旅は終了。。。

カイロの免税店はそんなでもなく適当に時間つぶして終わりました。



本当に終わりました。



帰りの飛行機でもインセプション見ました。
3人席を2人で独占できたのでとてもゆったりしていました。
さすがに帰りは寝てしまいました。



とちゅう暗闇の中メガネを落として冷や汗物でした。日本語の通じない客室乗務員に「glasses lost!」とかいってライトに照らして探してもらったり、旅行中一番あせった。



成田に着いたら即解散。
ここから乗り継いでそれぞれ地元に帰る人あり、私はここでも負け組NEXに乗って帰りました。



爆睡。

*1:それだけ日本人観光客がカモってこと。

エジプトに行ってきた!6

いよいよエジプトの旅も残りわずか。朝のやわらかい日差しをあびるルクソール神殿を車窓から眺め、空港に向かう。空路でカイロに戻ります。

ハンハリーリで自由散策…ではなく、ガイドお墨付きの香水瓶店への移動。
買い物(主に値切り方面)に熱中する他の客に巻き込まれ、会計するのに時間がかかり、うろちょろする暇がなくなった。
そもそも言葉話せないし、日本語でフレンドリーに話しかけられると逆に怖いしね。


市場の周囲にもやはりイスラム寺院がある。信者が寺院に次々と出入りしている。日本の寺と違って、観光地ではなく生きている感じ。私が生きた寺を知らないだけか。




その後、なにやら現代的なレストランで昼食。
またもや甘い甘いココナッツミルクのプリン。甘すぎて食えなかった。イスラムは嗜好品としてお酒がNGのため、甘いものに走るのだそう。エジプトの砂糖消費量はたしかものすごいらしい。


昼食後は、考古学博物館見学。
犠牲祭もあってか観光客以外にもエジプト人がわんさか。団体、団体、団体の山。

超有名なロゼッタストーンのレプリカから説明が始まり、時代はどんどん下っていく。
世界遺産級の石造がごろごろそこいらに転がっている(マジで無造作に置かれている)ので、ありがたみのかけらもない。連日のものすごい遺産の嵐に、理解できる限界を超えたといった感じか。この博物館が広すぎ、人が多すぎで、その波にやられた感もある。


ツアー客のお騒がせおじさんが行方不明になるハプニングがあるも、この博物館のメイン、ツタンカーメンの黄金のマスクを無事観覧。ここだけは博物館の中にさらにセキュリティチェックがある。けっこうでけーしこれだけでかい金がよく今まで残ってたナァと感慨深い。
金以上に碧い装飾が残っているというのが驚き!そのほかにもツタンカーメン王墓から発掘された埋葬品はどれも保存状態がよく、とてもかわいらしい品ばかり。乾燥地帯のすばらしさ!湿気から解放された土地!!


さらに別料金でミイラ室の見学。有名な王や后のミイラが安置されている。
ただのミイラはぐろいだけ。部屋で何体ものミイラを見て精神的にも疲れた。
カメラが禁止されている*1のに、携帯のカメラでパシャパシャとってる地元の若者やら、「こんなミイラなんてきもちわりぃだけだなー」ってさっさと喫煙室に向かう日本人観光客やら、いろいろです。



博物館を後にするころは日が落ちかけていた。最後のエジプトの夕暮れ時。
がちゃがちゃ騒ぐ喧騒が心をむしろ静める。
夕焼けのあかりが博物館を赤く照らしていた。


夜はちょっとドレスアップしてナイル川ディナークルーズです。

ベリーダンスを踊るおねえちゃん。むっちり系。

伝統衣装のスカートをくるくる回す踊り。なんていうんだこれ?回転数ハンパなかった。

ナイル川から見る川辺のホテル群。キラキラ感がバブルっぽい。

夜のナイルは、時空を超越した非現実的な気分になっていた私にとって、現実感覚を取り戻すには十分な仕様になっている。
それがなんとも悲しかった。旅の終わりは近づく。。。

*1:持ち込み自体が禁止

エジプトに行ってきた!5

久々に普通の時間に起きられた朝。

オープンテラスでのブュッフェ式。目の前に広がるナイル川の向こう岸にはうっすらと王家の谷をバックに浮かぶ色とりどりの気球たち。すがすがしい空気と、いわゆるホテルらしい朝食で、この朝は気持ちよかったナァ。



本日は、王家の谷を含むナイル川西岸観光になります。西岸へは、船で渡りバスに乗り換え、向かいます。



ナイルの氾濫により、ボロボロになったメムノンの巨像

ちなみにそこいらに野良犬がいました。日本のわんこに比べれば、ほっそりしている。



色鮮やかな壁画の残る貴族の陵墓を観光。
何千年もたつのに色が綺麗に残っていることにビックリ。たしか今も中国や韓国にいるという、泣き女*1の絵が書いてあり、文化の普遍性と広がりを感じる。




ついにハトシェプスト女王葬祭殿に到着!
入り口から本殿まですげーとおい。
回りは岩壁に囲まれ、その中にぽっかり建造物があっておもしろい。ダンジョンみたい。
ハトちゃん*2の像は、ラムセス2世と比べ、女性っぽい丸みがあり、かわいらしさが表現されていてとても魅力的♪
影のすくない太陽の照りつける過酷な観光地だけど、ちょっと興奮したナァ。

興奮そのままに有名な王家の谷へ。
行く時期によって見られる墓が違う&カメラ持込不可という厳しい観光地。
有名なツタンカーメン王の墓とそのミイラを見たよ。
ミイラが暗くて見づらかったので、LED電球あててみたら、係員にダメって怒られちゃった。そうだよね、宝だものね。しかもミイラだしね。のろわれそう。。。墓の中はコプト教の壁画もあって、時代が幾重にも重ねられている。それだけエジプトの歴史は古く長いということなのだ。
あと何かいろいろ見たんだけど、写真がなくて忘れてしまった。。。




日本人観光客御用達のアラバスター土産物店に立ち寄り、小さな置物を購入。店の前には地元の子供達がちょろちょろよってきて、観光客にちょっかいかけてくるのね、でお店の人がこらっ!っていって追い払うんだけど、笑いながらまたどこからともなくちょろちょろ寄ってきて、またまた追い払われるっていうのを、繰り返していてね、なんだか和んだ。



昼食は街中のレストランにて。シーフードかけたご飯。ただそれだけのもの。





このあとツアー客からの要望で、地元スーパーに立ち寄る。
んが、現地通貨(エジプトポンド)がなくって、っていうのもアブシンベル両替商にいじめられたからであって、現地のもの買えなかった。
エジプトは輸入食材ばかりで、現地のものってないみたいだから、別にいいんだからねっ!って自分慰める。
袋両手に抱えるほど、大量に食材購入してたおばちゃんパワーおそるべしやわー。てか土産物屋立ち寄るたびに、戦利品抱えるおばちゃんパワーすげー。ツアー客でも若い人は総じて控えめな買い方だったのが印象に残っている。


ここではじめて物乞いの子どもみた。
身なりはアラブ系の白い装束で、顔がちょっと汚れていた。旅行会社の人が追い払ってたけど、ちょっと怖かった。
エジプト社会の片鱗を見た感じ。物乞いの子どもをけなす(からかう?)いわゆる中産階級の子どももいた。彼らは普通の服装なのだ。
これまでTHE観光地なところで、明るいところしか見たことなかったし、初めて触れた生きているエジプトだった。おおげさかもしれんけど。



時間は前後するけれど、スーパーに立ち寄る前に貴金属店に行った。ツアーに予め組み込まれていたプラン。見るべきほどのものはなく、1階のみやげ物を物色しつつ、凝った肩・腰を夫にもんでもらっていたところ、例のあくの強い奥さんに話しかけられる。「凝ってるの?」「けっこう歩いたからね」などと普通に会話して、そのまま集合時間となり、ここでこの場は終わった。
次にホテルに戻ったときに、またもや奥さんが「これいっぱいあるから」といって、余ったシップを分けてくれたのだった。サロンパスとかそういう小さなシップじゃなくて、お医者さんでもらうような大き目の効きそうなやつ!強引さが例の奥さんっぽかったんだけど、これはほんとうにうれしかったなぁ。。。
ただ1週間ほどいっしょに旅しただけなのに、いまだに印象に残っている。
こういうのが一期一会というものか。

*1:葬式で泣くために呼ばれる女の人

*2:ガイドがそう呼べという

エジプトに行ってきた!4

昨日に引き続き暗いうちに起きて、アブシンベルの朝日を見ます。太陽信仰ってわかりやすくていいね。

早朝のただ甘いだけの朝食にあてられ、冷静な判断を失った私は、朝日見ることなく、時間が迫っているという理由で集合場所に戻ってきてしまった。。。

天気が朝日が見えるかちょうど微妙な曇で、今日は無理っぽいねと判断してしまったからだ。
時間ぎりぎりまで粘っていた人に聞いたところによると、朝日に照らされたあかーい神殿がそれはそれは神々しかったそうです。何事にも先達はあらまほしきことなり。


ヤモリ宿を後にし、アスワンに戻ります。

イシス神殿の観光!
ここは、日陰に入るとナイル川から風が吹いてきて心地良いのだーさわやかー。
エジプトでも歴史の新しめの時期にたてられた遺跡なので、ギリシャの影響がところどころにみられたり、キリスト教にのっとられ、カルトゥーシュが十字架に彫り返されていたり、弱肉強食諸行無常の西洋の歴史を肌で感じた!



ハトホル女神と不明な神の像がかわいい。

アンクを鼻につっこみ、正当なファラオを継承していることを表しているのだが、かわいらしい壁画。エジプト何千年の歴史も日本人女子にかかれば「かわいい」の一言で片付けられてしまうのである。




お昼のモロヘイヤのスープとトマトの煮込み。これはどちらもおいしかったです。日本でモロヘイヤが流行った時に食べたものより、普通の味でした。




こっからバスでルクソールまで移動。隣を併走する列車(貨物?)がレトロでかわいかったので思わずパチリ。



車窓の眺めをずっと楽しめるほど体力は残っておらず、目的地ルクソールまで爆睡。古都ルクソール。日本で言えば、京都的な。
アスワン、アブシンベルと違って、けっこう栄えていて、観光客用に馬車も走ってる。わくわく。


本日は、カルナック神殿ルクソール神殿、とナイル川東岸観光。

カルナックってFF5で5分以内に抜け出して、なおかつ中ボス倒してっていう、苦手な時限イベントがあったことで、その名をよーく覚えているんだけど、これがそれなんだな!!!
てか、柱から何からビッグサイズすぎて、まじびびる。
ラムセスのこのでかい建造物おったてたい欲はどこからきているのであろうか。柱の一本一本がものすごく太くて高いのに、それがもう何百本も突っ立っているという。

これがまじもんのオベリスク
もちろんこれを前にして「オベリスク巨神兵!!」と叫んだのは言うまでもない。

沈む夕日がとても綺麗。



続いてのルクソール神殿は日が落ちたあとの夜間観光。

神殿がまだ砂の下に埋もれていた時代に、キリスト教の寺院が立てられたもんだから、寺院と遺跡が融合していてちょっとかわいい。

でかすぎる柱もライトアップされている。

ただ立て続けに遺跡見すぎて、何がなにやらわからなくなっているのは事実です。


この日の宿は旅行会社のはからいで、ちょっとグレードアップした部屋になっていた!どうグレードアップしてるかというと、完全自動のシャワーやらジャグジーやら備えたシャワー室が備えられている部屋だったのだ!

ラブホテルみたいにライトアップできたり、テンションのあがる作り。

プラス、ワインとクッキーのウェルカムサービスつき♪
ワイン飲めないし、クッキーも甘すぎて食べられなかったので、けっきょく写真に収めただけというサービスに応えられないがっかりな観光客でしたが。。。

エジプトに行ってきた!3

この日は早朝(というより丑三つ時くらい)に起きて強引に朝食をとらされ、朝便でアスワンに向かう。
ほら地理で歴史で勉強したアスワンハイダムんところ。
エジプト国内便初体験。
搭乗口が土壇場で変更となり、引き返して別の搭乗口に並んだと思ったら、機器故障で手続きに時間かかるし、、、とにかくひとつひとつの動作に手際の悪さが目立つというか、エジプト的なアバウト扱いに朝からだるだる。
ガイドさんいわく、国営独占企業のエジプト航空はいくらいってもこういう態度改めないらしい。エジプト的お役所仕事なわけですね。



とかいいつつわりと定刻どおりに離陸&アスワンに到着。ソ連時代のモニュメントをバスで通過しアスワンハイダム観光。ただのダムです。でかいです。

あと回りに何もなさ杉。




すこしバスで移動して、切りかけのオベリスク観光。
野良犬が遺跡内をうろついてた。かわいいというよりちょっと動きが野性っぽくて怖い。あと正直このオベリスク観光、ただの岩山。。。



運よく予想以上の速さでアスワンについたため*1、ファルーカ(帆掛け舟)によるナイル川ツアーが急遽企画されました!個人的に、エジプトに来たらやりたいなぁと思っていたので、ツアーに組み込まれてラッキー☆
ファルーカは水辺の風がとても気持ちよかったな。。。
アガサクリスティの泊まったホテルはあちらです、とかオーソドックスな観光案内と、現地のヌビア人(アフリカ系っぽい)の踊りと歌にあわせて、どう上げていけばよいものやら戸惑いがちの低めのテンションで船内をまわる日本人団体観光客。
締めには、ヌビア特製おみやげも船内でがっつり売ってくれます。ヌビアンテンションになっていたので、けっこう買っちゃいます。たぶん日本のエキゾチックな雑貨屋さんで売ってそうな木彫り動物の置物を買いました。



こっからアブシンベルに飛ぶ。。。。んだけど。。。
午前中は、そこそこ順調にすすんだエジプト航空だったが、なかなか搭乗が始まらない。
おわびということで、ドリンクチケットもらう。ジュースだけってのもなんなので、信頼と実績のブリングルス&ローカーを一緒に買ってもぐもぐ。
せっかく日本から非常食いっぱい持ってきてたのに、この日はトランクの中。。。おかきとか食べたかった>< 

時間をもてあまし、どこでも食欲旺盛大口あげてピザを食うアメリカ人観光客(おそらく)を観察したり、これまでの旅をお絵かきしながら振り返ったり。長時間待たされたことも、今となっては旅のいい思い出。


2時間近く?待たされて、無事離陸し、一向はアブシンベルへ!
めちゃくちゃ暑い!タラップ降りた瞬間に感じる空気の違い!日本の暑さじゃなくて、赤道*2に近い熱帯の乾燥した暑さ!じりじり照りつける太陽がイタイ!11月なのにこれか?

道路の境界に白黒のレールがひかれていてアフリカっぽさを感じた。




湖畔のコテージ式の宿ということで、旅行前からこの日の宿を楽しみにしていた。想像通り、小さなかわいらしい建物で、中庭にはプールがあって、周囲には南国の植物が咲いていて、リゾート♪な感じだったのだが、、、、


部屋へ通されて、我々を待っていたのは、ウェルカムヤモリ!!!!ギャー!!!!!

加えてココの宿、営業時間内にもかかわらず、両替してくれず。2度ほどトライしたがいずれもノーと断られた。まじ、エジプト人仕事しねーなーってイライラした。あとから考えるに、私が女で日本人だからって、なめられたくさい。ムキー!


あと、ボールペンほしいって、ここの従業員からはじめて言われた。けっきょく、エジプト旅行中にボールペンの触れ合いはここだけだった。ボールペン信仰は南部には残っているようです。


ヤモリと両替商のいじめにくわえて、食のまずさに添乗員の手際の悪さに、イライラは最高潮の私。たぶん睡眠時間も足りてなかったんだろう。


しかしですよ、そんな些細なこと、世界遺産第1号を見たら吹き飛んだよ!


どうだーというアブシンベル神殿!!
後ろに入り口があって、なんじゃこの砂山は?って最初は思うんだけど、歩いて前に回っていくにつれ、神殿が見えてくる。
周囲はナセル湖っていうアスワンハイダムによって出来た人工湖が広がっていて、ビルとか民家とかおよそ人のつくりし文化的な建造物が見当たらない中に、突如大神殿が、大昔の文明の片鱗が顔をのぞかせるのだね。
ブロック上に分割して移築した名残も、横から見るとわかる。大昔の人類が残した遺産を、現代人が苦労してさらに未来へ残そうとする連係プレーにも感動した。


夜にはライトアップがあってラムセス2世とアブシンベル神殿とその他歴史がわかる。ラムセス2世による自分語り形式のナレーションが入るのだが、ファラオ的な上から目線の語り口調がどうも日本語の表現と不釣合い*3で、その不協和音ばかり気になって、内容が頭に入ってこなかった。


動作音だけはけたたましく存在感たっぷりの、部屋を冷やさないクーラーと、使いすぎるとお湯がでなくなるシャワーと、ヤモリのセキュリティのついた行き届きすぎるサービスが自慢の宿に戻って、この日は終了です。そして明日も早いのです。

*1:飛行機の速度が速いのではもちろんない。離着陸その他航空会社のトラブルがなかったので予定通りついたということ。ツアープランはトラブル発生を考慮してそこそこゆったりめに組まれていた

*2:後で調べたら、北回帰線越えてたみたいね

*3:和訳に違和感があったのかもしれない