○○に行ってきた!!

子連れでも楽しめる遊び場を紹介したい(野望)のと、国内外旅行記を備忘録として(メイン)

エジプトに行ってきた!7

最終日です。
カイロからちょこっと(車でそこそこ)のところにある、クフ王のピラミッドよりさらに古いピラミッドの見学。赤のピラミッド、屈折ピラミッド、階段ピラミッドの3連弾!!


クフ王ほどのメジャーピラミッドではないので、観光客は、身内しかいなかったのが赤のピラミッド、屈折ピラミッド。見渡すかぎり砂漠で何もない。
TMRの真似しちゃうくらいの風の強さ。

とはいえ、銃をもった警備員がずっとついてきているんだけどね。



階段ピラミッドは、入り口にちょっとした遺跡があって、らくだも馬もいるそこそこの観光地。物売りいますけど、中国製の粗悪な土産物を高値で売りつけるんで、しつこい奴らなんで注意してくださいね、ってガイドがしきりに言ってた。たぶんマージンもらってないから。




例のラムセス2世像のおねんねバージョンが安置されたミニ博物館へ向かう。
これ立ったらすげーでかいよな、っていう大きさ。
砂漠の国の像ってそれにしても、もろいなーって思うよ、日本の仏像なんかと比べて。
地震のない国なんだろうなぁ。文化は環境の上に成り立つんですね。自然環境は征服するべきものではなく、共存していくものですよね。



ペルシャ絨毯の学校で、子どもたちの機織パフォーマンスを見せられた。
ここの担当者の日本語の流暢さが、何よりも日本人のエジプト愛を感じさせられる*1
バブルはじけた不況国日本人は、そこまでおおきい高価なペルシャ絨毯買えないんだよ。ちいさいランチョンマット程度の大きさのものを買いました。記念。




最後の最後はナイル川湖畔の中華料理屋。

うさんくさい漢字の使われた店で、必勝ハチマキ巻いたウェイターがおもしろい。川のすずしい風をいっぱい感じておいた。


空港でツアーお世話になった現地ガイドとアツイ握手を交わし別れて、旅は終了。。。

カイロの免税店はそんなでもなく適当に時間つぶして終わりました。



本当に終わりました。



帰りの飛行機でもインセプション見ました。
3人席を2人で独占できたのでとてもゆったりしていました。
さすがに帰りは寝てしまいました。



とちゅう暗闇の中メガネを落として冷や汗物でした。日本語の通じない客室乗務員に「glasses lost!」とかいってライトに照らして探してもらったり、旅行中一番あせった。



成田に着いたら即解散。
ここから乗り継いでそれぞれ地元に帰る人あり、私はここでも負け組NEXに乗って帰りました。



爆睡。

*1:それだけ日本人観光客がカモってこと。

エジプトに行ってきた!6

いよいよエジプトの旅も残りわずか。朝のやわらかい日差しをあびるルクソール神殿を車窓から眺め、空港に向かう。空路でカイロに戻ります。

ハンハリーリで自由散策…ではなく、ガイドお墨付きの香水瓶店への移動。
買い物(主に値切り方面)に熱中する他の客に巻き込まれ、会計するのに時間がかかり、うろちょろする暇がなくなった。
そもそも言葉話せないし、日本語でフレンドリーに話しかけられると逆に怖いしね。


市場の周囲にもやはりイスラム寺院がある。信者が寺院に次々と出入りしている。日本の寺と違って、観光地ではなく生きている感じ。私が生きた寺を知らないだけか。




その後、なにやら現代的なレストランで昼食。
またもや甘い甘いココナッツミルクのプリン。甘すぎて食えなかった。イスラムは嗜好品としてお酒がNGのため、甘いものに走るのだそう。エジプトの砂糖消費量はたしかものすごいらしい。


昼食後は、考古学博物館見学。
犠牲祭もあってか観光客以外にもエジプト人がわんさか。団体、団体、団体の山。

超有名なロゼッタストーンのレプリカから説明が始まり、時代はどんどん下っていく。
世界遺産級の石造がごろごろそこいらに転がっている(マジで無造作に置かれている)ので、ありがたみのかけらもない。連日のものすごい遺産の嵐に、理解できる限界を超えたといった感じか。この博物館が広すぎ、人が多すぎで、その波にやられた感もある。


ツアー客のお騒がせおじさんが行方不明になるハプニングがあるも、この博物館のメイン、ツタンカーメンの黄金のマスクを無事観覧。ここだけは博物館の中にさらにセキュリティチェックがある。けっこうでけーしこれだけでかい金がよく今まで残ってたナァと感慨深い。
金以上に碧い装飾が残っているというのが驚き!そのほかにもツタンカーメン王墓から発掘された埋葬品はどれも保存状態がよく、とてもかわいらしい品ばかり。乾燥地帯のすばらしさ!湿気から解放された土地!!


さらに別料金でミイラ室の見学。有名な王や后のミイラが安置されている。
ただのミイラはぐろいだけ。部屋で何体ものミイラを見て精神的にも疲れた。
カメラが禁止されている*1のに、携帯のカメラでパシャパシャとってる地元の若者やら、「こんなミイラなんてきもちわりぃだけだなー」ってさっさと喫煙室に向かう日本人観光客やら、いろいろです。



博物館を後にするころは日が落ちかけていた。最後のエジプトの夕暮れ時。
がちゃがちゃ騒ぐ喧騒が心をむしろ静める。
夕焼けのあかりが博物館を赤く照らしていた。


夜はちょっとドレスアップしてナイル川ディナークルーズです。

ベリーダンスを踊るおねえちゃん。むっちり系。

伝統衣装のスカートをくるくる回す踊り。なんていうんだこれ?回転数ハンパなかった。

ナイル川から見る川辺のホテル群。キラキラ感がバブルっぽい。

夜のナイルは、時空を超越した非現実的な気分になっていた私にとって、現実感覚を取り戻すには十分な仕様になっている。
それがなんとも悲しかった。旅の終わりは近づく。。。

*1:持ち込み自体が禁止

エジプトに行ってきた!5

久々に普通の時間に起きられた朝。

オープンテラスでのブュッフェ式。目の前に広がるナイル川の向こう岸にはうっすらと王家の谷をバックに浮かぶ色とりどりの気球たち。すがすがしい空気と、いわゆるホテルらしい朝食で、この朝は気持ちよかったナァ。



本日は、王家の谷を含むナイル川西岸観光になります。西岸へは、船で渡りバスに乗り換え、向かいます。



ナイルの氾濫により、ボロボロになったメムノンの巨像

ちなみにそこいらに野良犬がいました。日本のわんこに比べれば、ほっそりしている。



色鮮やかな壁画の残る貴族の陵墓を観光。
何千年もたつのに色が綺麗に残っていることにビックリ。たしか今も中国や韓国にいるという、泣き女*1の絵が書いてあり、文化の普遍性と広がりを感じる。




ついにハトシェプスト女王葬祭殿に到着!
入り口から本殿まですげーとおい。
回りは岩壁に囲まれ、その中にぽっかり建造物があっておもしろい。ダンジョンみたい。
ハトちゃん*2の像は、ラムセス2世と比べ、女性っぽい丸みがあり、かわいらしさが表現されていてとても魅力的♪
影のすくない太陽の照りつける過酷な観光地だけど、ちょっと興奮したナァ。

興奮そのままに有名な王家の谷へ。
行く時期によって見られる墓が違う&カメラ持込不可という厳しい観光地。
有名なツタンカーメン王の墓とそのミイラを見たよ。
ミイラが暗くて見づらかったので、LED電球あててみたら、係員にダメって怒られちゃった。そうだよね、宝だものね。しかもミイラだしね。のろわれそう。。。墓の中はコプト教の壁画もあって、時代が幾重にも重ねられている。それだけエジプトの歴史は古く長いということなのだ。
あと何かいろいろ見たんだけど、写真がなくて忘れてしまった。。。




日本人観光客御用達のアラバスター土産物店に立ち寄り、小さな置物を購入。店の前には地元の子供達がちょろちょろよってきて、観光客にちょっかいかけてくるのね、でお店の人がこらっ!っていって追い払うんだけど、笑いながらまたどこからともなくちょろちょろ寄ってきて、またまた追い払われるっていうのを、繰り返していてね、なんだか和んだ。



昼食は街中のレストランにて。シーフードかけたご飯。ただそれだけのもの。





このあとツアー客からの要望で、地元スーパーに立ち寄る。
んが、現地通貨(エジプトポンド)がなくって、っていうのもアブシンベル両替商にいじめられたからであって、現地のもの買えなかった。
エジプトは輸入食材ばかりで、現地のものってないみたいだから、別にいいんだからねっ!って自分慰める。
袋両手に抱えるほど、大量に食材購入してたおばちゃんパワーおそるべしやわー。てか土産物屋立ち寄るたびに、戦利品抱えるおばちゃんパワーすげー。ツアー客でも若い人は総じて控えめな買い方だったのが印象に残っている。


ここではじめて物乞いの子どもみた。
身なりはアラブ系の白い装束で、顔がちょっと汚れていた。旅行会社の人が追い払ってたけど、ちょっと怖かった。
エジプト社会の片鱗を見た感じ。物乞いの子どもをけなす(からかう?)いわゆる中産階級の子どももいた。彼らは普通の服装なのだ。
これまでTHE観光地なところで、明るいところしか見たことなかったし、初めて触れた生きているエジプトだった。おおげさかもしれんけど。



時間は前後するけれど、スーパーに立ち寄る前に貴金属店に行った。ツアーに予め組み込まれていたプラン。見るべきほどのものはなく、1階のみやげ物を物色しつつ、凝った肩・腰を夫にもんでもらっていたところ、例のあくの強い奥さんに話しかけられる。「凝ってるの?」「けっこう歩いたからね」などと普通に会話して、そのまま集合時間となり、ここでこの場は終わった。
次にホテルに戻ったときに、またもや奥さんが「これいっぱいあるから」といって、余ったシップを分けてくれたのだった。サロンパスとかそういう小さなシップじゃなくて、お医者さんでもらうような大き目の効きそうなやつ!強引さが例の奥さんっぽかったんだけど、これはほんとうにうれしかったなぁ。。。
ただ1週間ほどいっしょに旅しただけなのに、いまだに印象に残っている。
こういうのが一期一会というものか。

*1:葬式で泣くために呼ばれる女の人

*2:ガイドがそう呼べという

エジプトに行ってきた!4

昨日に引き続き暗いうちに起きて、アブシンベルの朝日を見ます。太陽信仰ってわかりやすくていいね。

早朝のただ甘いだけの朝食にあてられ、冷静な判断を失った私は、朝日見ることなく、時間が迫っているという理由で集合場所に戻ってきてしまった。。。

天気が朝日が見えるかちょうど微妙な曇で、今日は無理っぽいねと判断してしまったからだ。
時間ぎりぎりまで粘っていた人に聞いたところによると、朝日に照らされたあかーい神殿がそれはそれは神々しかったそうです。何事にも先達はあらまほしきことなり。


ヤモリ宿を後にし、アスワンに戻ります。

イシス神殿の観光!
ここは、日陰に入るとナイル川から風が吹いてきて心地良いのだーさわやかー。
エジプトでも歴史の新しめの時期にたてられた遺跡なので、ギリシャの影響がところどころにみられたり、キリスト教にのっとられ、カルトゥーシュが十字架に彫り返されていたり、弱肉強食諸行無常の西洋の歴史を肌で感じた!



ハトホル女神と不明な神の像がかわいい。

アンクを鼻につっこみ、正当なファラオを継承していることを表しているのだが、かわいらしい壁画。エジプト何千年の歴史も日本人女子にかかれば「かわいい」の一言で片付けられてしまうのである。




お昼のモロヘイヤのスープとトマトの煮込み。これはどちらもおいしかったです。日本でモロヘイヤが流行った時に食べたものより、普通の味でした。




こっからバスでルクソールまで移動。隣を併走する列車(貨物?)がレトロでかわいかったので思わずパチリ。



車窓の眺めをずっと楽しめるほど体力は残っておらず、目的地ルクソールまで爆睡。古都ルクソール。日本で言えば、京都的な。
アスワン、アブシンベルと違って、けっこう栄えていて、観光客用に馬車も走ってる。わくわく。


本日は、カルナック神殿ルクソール神殿、とナイル川東岸観光。

カルナックってFF5で5分以内に抜け出して、なおかつ中ボス倒してっていう、苦手な時限イベントがあったことで、その名をよーく覚えているんだけど、これがそれなんだな!!!
てか、柱から何からビッグサイズすぎて、まじびびる。
ラムセスのこのでかい建造物おったてたい欲はどこからきているのであろうか。柱の一本一本がものすごく太くて高いのに、それがもう何百本も突っ立っているという。

これがまじもんのオベリスク
もちろんこれを前にして「オベリスク巨神兵!!」と叫んだのは言うまでもない。

沈む夕日がとても綺麗。



続いてのルクソール神殿は日が落ちたあとの夜間観光。

神殿がまだ砂の下に埋もれていた時代に、キリスト教の寺院が立てられたもんだから、寺院と遺跡が融合していてちょっとかわいい。

でかすぎる柱もライトアップされている。

ただ立て続けに遺跡見すぎて、何がなにやらわからなくなっているのは事実です。


この日の宿は旅行会社のはからいで、ちょっとグレードアップした部屋になっていた!どうグレードアップしてるかというと、完全自動のシャワーやらジャグジーやら備えたシャワー室が備えられている部屋だったのだ!

ラブホテルみたいにライトアップできたり、テンションのあがる作り。

プラス、ワインとクッキーのウェルカムサービスつき♪
ワイン飲めないし、クッキーも甘すぎて食べられなかったので、けっきょく写真に収めただけというサービスに応えられないがっかりな観光客でしたが。。。

エジプトに行ってきた!3

この日は早朝(というより丑三つ時くらい)に起きて強引に朝食をとらされ、朝便でアスワンに向かう。
ほら地理で歴史で勉強したアスワンハイダムんところ。
エジプト国内便初体験。
搭乗口が土壇場で変更となり、引き返して別の搭乗口に並んだと思ったら、機器故障で手続きに時間かかるし、、、とにかくひとつひとつの動作に手際の悪さが目立つというか、エジプト的なアバウト扱いに朝からだるだる。
ガイドさんいわく、国営独占企業のエジプト航空はいくらいってもこういう態度改めないらしい。エジプト的お役所仕事なわけですね。



とかいいつつわりと定刻どおりに離陸&アスワンに到着。ソ連時代のモニュメントをバスで通過しアスワンハイダム観光。ただのダムです。でかいです。

あと回りに何もなさ杉。




すこしバスで移動して、切りかけのオベリスク観光。
野良犬が遺跡内をうろついてた。かわいいというよりちょっと動きが野性っぽくて怖い。あと正直このオベリスク観光、ただの岩山。。。



運よく予想以上の速さでアスワンについたため*1、ファルーカ(帆掛け舟)によるナイル川ツアーが急遽企画されました!個人的に、エジプトに来たらやりたいなぁと思っていたので、ツアーに組み込まれてラッキー☆
ファルーカは水辺の風がとても気持ちよかったな。。。
アガサクリスティの泊まったホテルはあちらです、とかオーソドックスな観光案内と、現地のヌビア人(アフリカ系っぽい)の踊りと歌にあわせて、どう上げていけばよいものやら戸惑いがちの低めのテンションで船内をまわる日本人団体観光客。
締めには、ヌビア特製おみやげも船内でがっつり売ってくれます。ヌビアンテンションになっていたので、けっこう買っちゃいます。たぶん日本のエキゾチックな雑貨屋さんで売ってそうな木彫り動物の置物を買いました。



こっからアブシンベルに飛ぶ。。。。んだけど。。。
午前中は、そこそこ順調にすすんだエジプト航空だったが、なかなか搭乗が始まらない。
おわびということで、ドリンクチケットもらう。ジュースだけってのもなんなので、信頼と実績のブリングルス&ローカーを一緒に買ってもぐもぐ。
せっかく日本から非常食いっぱい持ってきてたのに、この日はトランクの中。。。おかきとか食べたかった>< 

時間をもてあまし、どこでも食欲旺盛大口あげてピザを食うアメリカ人観光客(おそらく)を観察したり、これまでの旅をお絵かきしながら振り返ったり。長時間待たされたことも、今となっては旅のいい思い出。


2時間近く?待たされて、無事離陸し、一向はアブシンベルへ!
めちゃくちゃ暑い!タラップ降りた瞬間に感じる空気の違い!日本の暑さじゃなくて、赤道*2に近い熱帯の乾燥した暑さ!じりじり照りつける太陽がイタイ!11月なのにこれか?

道路の境界に白黒のレールがひかれていてアフリカっぽさを感じた。




湖畔のコテージ式の宿ということで、旅行前からこの日の宿を楽しみにしていた。想像通り、小さなかわいらしい建物で、中庭にはプールがあって、周囲には南国の植物が咲いていて、リゾート♪な感じだったのだが、、、、


部屋へ通されて、我々を待っていたのは、ウェルカムヤモリ!!!!ギャー!!!!!

加えてココの宿、営業時間内にもかかわらず、両替してくれず。2度ほどトライしたがいずれもノーと断られた。まじ、エジプト人仕事しねーなーってイライラした。あとから考えるに、私が女で日本人だからって、なめられたくさい。ムキー!


あと、ボールペンほしいって、ここの従業員からはじめて言われた。けっきょく、エジプト旅行中にボールペンの触れ合いはここだけだった。ボールペン信仰は南部には残っているようです。


ヤモリと両替商のいじめにくわえて、食のまずさに添乗員の手際の悪さに、イライラは最高潮の私。たぶん睡眠時間も足りてなかったんだろう。


しかしですよ、そんな些細なこと、世界遺産第1号を見たら吹き飛んだよ!


どうだーというアブシンベル神殿!!
後ろに入り口があって、なんじゃこの砂山は?って最初は思うんだけど、歩いて前に回っていくにつれ、神殿が見えてくる。
周囲はナセル湖っていうアスワンハイダムによって出来た人工湖が広がっていて、ビルとか民家とかおよそ人のつくりし文化的な建造物が見当たらない中に、突如大神殿が、大昔の文明の片鱗が顔をのぞかせるのだね。
ブロック上に分割して移築した名残も、横から見るとわかる。大昔の人類が残した遺産を、現代人が苦労してさらに未来へ残そうとする連係プレーにも感動した。


夜にはライトアップがあってラムセス2世とアブシンベル神殿とその他歴史がわかる。ラムセス2世による自分語り形式のナレーションが入るのだが、ファラオ的な上から目線の語り口調がどうも日本語の表現と不釣合い*3で、その不協和音ばかり気になって、内容が頭に入ってこなかった。


動作音だけはけたたましく存在感たっぷりの、部屋を冷やさないクーラーと、使いすぎるとお湯がでなくなるシャワーと、ヤモリのセキュリティのついた行き届きすぎるサービスが自慢の宿に戻って、この日は終了です。そして明日も早いのです。

*1:飛行機の速度が速いのではもちろんない。離着陸その他航空会社のトラブルがなかったので予定通りついたということ。ツアープランはトラブル発生を考慮してそこそこゆったりめに組まれていた

*2:後で調べたら、北回帰線越えてたみたいね

*3:和訳に違和感があったのかもしれない

エジプトに行ってきた!2

2日目の早朝。集合前にホテルから撮ったピラミッドたち。

昨晩は夜でよくわからなかったが、こんなにも近くにピラミッドがそびえているとは!教科書で、世界不思議発見で、みた、あのピラミッドが目の前に!!ここはエジプト。日本じゃない!

朝食をすませたツアー一行は5分足らずでピラミッドの入り口に案内される。近づけば近づくほどその偉大さに圧倒される。


まだ朝方というのに日差しはジリジリと暑い。ガイドに説明をうけたあと、ピラミッド内部に潜入。風が通らないため蒸し暑い。その上急角度な階段を上っていかなくてはならず、プチインディー気分を味わえる。
観光客がぞろぞろと途切れることなく連なっているため、レミングスの行軍の一員にでもなった気分である。
玄室に入るといくらか開放感があり(とはいえ光が射さずに真っ暗)、地震大国日本から来た私は、この石の固まりがぐしゃっと落ちてこないものかヒヤヒヤしていて、落ち着かなかった。



ピラミッド内部ツアーのあとは、作治で有名な太陽の船博物館、そして、ピラミッドベストビュースポットにむかい、らくだとの記念撮影。
らくだはよく飼いならされている。らくだ使いの小さい子供の意のままにしゃがんたり、歩きまわったり。
らくだの背に乗った感想は、見かけ以上に乗り降りが恐怖。落馬(落駝?)したらぜったい死ねる。




おまちかねのスフィンクス!(現地ガイドはスフィンケスと言っていた)
でけーピラミッドをたくさんつめこんだ後のため、己の脳の縮尺が麻痺していて、案外小さい???なんて一瞬思ったけれど、近づいてみるとやはりでかかったミャー!!!
こんなのが砂の中から出て来たら、そりゃびびって的にしちゃうね。ミャー!!!

フィンケスの麓の河岸神殿では、添乗員がチケットを紛失してしまい、現地ガイドの手腕で強引に入場。アラビア語で交渉する現地ガイドがものすごいたくましく見えると同時に、係員にジャパンマネーで脅しをかけてるんじゃないかと不安になった。モンスターガイド。何言ってるかもちろん不明。*1



エジプト初の昼食は意味不明??ナンのようなパンがどさっとおかれ、横には豆ペースト。つけて食べるスタイルがデフォルトのようです。
ただ焼いただけの米飯にただ焼いただけのシーフードをがっつり皿に盛られました。適量で断るタイミングを逸したわけですね。食後のデザートは丸々バナナ一本。
素材の味を生かしたランチでいいね!



その後モハメドアリモスクへ。。。


過度な露出は厳禁。タンクトップにホットパンツの西洋人はそろって白装束に。これが白魔道士みたいにかわいかった。わたしも露出度高かったら着たかった気もする。何事も経験ですし。



イスラムのモスクは内部に入場するのは初めてですが、とてもキレイ。マーブルの大理石の外壁に、緑に光るステンドグラスのホールに、声もでません。(疲れているのもある)イスラムにせよ、西洋キリスト文明にせよ、シンメトリーと秩序だった世界の美しさですよね。(何ゆってるか意味不明)


モスクを一歩出ると「ワンダラー!」の売り子の総攻撃にあう。ひたすら「ワンダラー」を唱えて粗悪品を売りつけてくるのである。「いらない」と断り、手を振って拒絶の意志を表明しても、次から次へとエンカウントするのである。内気な女性は困っていらしたが。。。
後になって、ここでクズみたいなお土産ものを買ってもいい思い出でよかったかもなぁと思ったりもしたけどね。



モスクからながめる回路のくすんだ街並をみると、ああディオもこんな感じでながめたのかしら。。。と感慨に耽った。感慨にふけるのは己の経験よりマンガ引用が多い程度にはオタクです。

明日の出発が午前2時とかいう強行スケジュールですので、本日のツアーはこれにて終了。

*1:このツアー通して現地ガイドの巧みな交渉術が際立っていた。

エジプトに行ってきた!1

エジプト旅行に行ってきたよー11/13-20の8日間。初のアフリカ大陸!久々の10時間超えの飛行時間!乾燥対策に濡れマスクを大量に詰め込み、出発☆
重いスーツケースは事前にヤマトで送ったし、身一つでNEXに乗り込んだ。
NEXってすげーきれいだし、広々していて快適。残念なのは速度やねぇ。総武線(?)と同じ線路でいろいろと事情あるんやろうなぁ、駅過ぎるときは徐行運転。。。

写真は千葉の車窓から


集合まで時間あるので、荷物のピックアップ場所、集合場所を確認、その後成田空港を見学。。。
てかこんなぼろいの成田って???一昔前って感じだ。羽田も関空もこないだ行った香港もどれもキレイでショップがいっぱい、わくわくするのに、蛍光灯暗いし、ねぇ。
羽田が本格的に国際空港化したら、どんどんすたれるのでは?なんてほんの少し思ったけど、、、アローズに寄って、ちょっと洋服替えを買い足す程度にはショッピングを満喫している。

空港内をセグウェイでパトロールする警備の人。直立平行移動がかこいい!!



いいころあいになったので、集合場所に行く。チケットもらって、長時間のチェックイン列に並び、荷物から解放されたあと、添乗員と挨拶、、、その後出国審査←これがクソみたいに時間かかった!!!
そもそも長蛇の列のくせに、1つのゲートしか開いてなくて、イライラ。開催中のAPECのせいで、警備が厳しくなっているもよう。当初予定していた免税店ゾーンでのショッピングの時間もランチをとる間もなく、ポテチと日本の水(成田空港の水)を3本購入し、慌ただしく搭乗した。。。
とここでまた、ボディチェック!なんたることか!APEC憎し!!


なんやかやでやっとこさ席におちつく。
窓際3席を2人で独占、その上想像よりも座席幅がひろく、快適なノリゴゴチ。
全席タッチパネルの最新式モニタがついていて、エジプト航空大好きになりました。
ちなみに相方は、タッチパネルの異常発生。離陸早々にパズルゲームしか動作しない状態になり、意地になってゲームばっかりやっていたw

行きはテンションストップ高。約12時間半くらいだったのかな?目がらんらんとしており、眠気は一向に訪れなかった。
これも一つには、インセプション*1の衝撃と、もうひとつには機内からみえる大陸の景色。

これはきっと中国?モンゴル?あたりの砂漠地帯。緑のない広大な大地に夕日が映える。


機内食は満足満足。
エアコンで寒いだろうと思っていた機内も、装備していたユニクロカシミヤセーターを脱いじゃうくらいあたたかで快適。

夜食でもみぢまんじゅうがでたのはワロタ。日本はそういう季節ですよねぇ。


あいかわらずくそパズルゲームしかできないモニタを必死に操る相方がかわいすぎてテンションは最高潮だった。

前に座るあくの強い夫婦は、奥さんの方がインセプション見ていたかと思うと、途中で飽きたのか恋愛コメディに切り替え、しばらくのちには旦那もインセプション見始め、同じように途中で飽き、恋愛コメディに切り替えていて、仲のいい日本人夫婦をユーラシア大陸上空で見た気がした。
後ろのおばちゃん'Sはもうずーっとしゃべりっぱなしで、ご近所の噂から嫁の話に孫の自慢に、会話が途切れることはなく、元気すぎた(うるさかった)。

日本時間だと24時をまわり、翌日となっているが、まだまだエジプトは13日。着後早々、添乗員の手際の悪さに若干イライラしつつ、カイロ空港からホテルに向けて出発した。

夜のカイロを車内から眺めるが、中国の看板多いなーってことくらいしか感じず、まだまだ外国気分ではなかった。カイロについても、日本人観光客に囲まれていたからなのだが。

*1:言わずとしれたクリストファー・ノーランの映画です。行き帰りで丸々3回は見た。