カイロプラクティック4日目
この日の施術は、催眠療法みたいでした。
具体的には、目をつぶって、痛みに意識を集中し、医師からの質問に答えながら、痛みの原因をでっちあげる。
でっちあげながら、痛みの範囲を限定していく。足の裏のあたりが痛いというあいまいな感覚を、膝の裏の奥2センチあたりの部分が痛い、と具体的に特定していく事により、実際に感じている痛みと、本当は痛くはないのに脳が記憶してしまったために感じてしまっている痛み、とを分離していく。
事故により手足を失った人が、なくなったはずの手足に「痛み」を感じる、という話を聞いた事があったので、それのことかと納得したが、その記憶した痛みを分離するのに、前述した方法をとるのかちょっと不信に思った。
先生の手を鳴らす音で、目を開けて下さい、とか言われて、そういうのが、そもそもうさんくさい。
痛みは緩和されていたが、しびれは、この施術では回復には向っていない。