大神神社に行ってきた
奈良桜井の大神神社(おみわさん)に行ってきました。
実家が大阪で、中高と奈良に通っていながら、さらに「おみわさん」と呼ばれて親しまれていることまで知っておりましたが、訪れたのはそう、初めてです。
しかも元旦初詣。
毎年訪れているという妹家族に車に乗せてもらい、実家父母も連れ立って、合同3家族でお参りしてきました。
比較的空いている朝を狙い、家を夜明け前の6時に出発。朝のお雑煮もそこそこに、バタバタと支度をして出ます。起きている間はパワー全開の甥っこもこのときばかりは、早く起こされおとなしめのスタートでした。娘は車の中で、チャイルドシートに固定されスヤスヤ・・・
美空ひばりが流れる車内から、PLの塔をうすらぼんやりとながめ、奈良に入っていきます。
郊外によくあるばかでかいイオン、ユニクロ、ドラッグストアを通り過ぎたあたりから、車が混雑してきて、対向車の正月飾り数えよーぜ!的な話をしているとあっという間に大鳥居が見えてきます。ちょうど日が昇ってきておめでたい後光が!
大鳥居こえたあたりの駐車場にとめて、参道を歩きます。出店がたくさん、人もたくさん。
二の鳥居をすぎると、それまでの出店の初詣のにぎやかな雰囲気とはかわり、うっそうと茂る林に、規則正しくならぶ灯籠の灯りが厳か。人の頭だけがずらっと拝殿まで連なっていておもしろい。
子供のころお参りしていた石切神社のギリギリまでにぎやかな参拝と違って、こちらはちょっと身がシュッとひきしまるような。山全体がご神体なだけあって広い。
お参りして、おみくじひいたり、お守り買ったり。妹は行く寺社仏閣で常にお守りを買ってるらしい。お家には大量のお守りがあるとか。おみわさん詣でもきっかけは江原スピリチュアルの影響らしいから、まあ、現代っ子やね。
拝殿から横にそれてうさぎの像にわざわざ並んでお参りして、しかもこのとき小銭がちょうどなくて、100円賽銭箱に入れた、おみわさんには10円だったのに、なんだよこのちくしょう、とケチくさいこと考えながら、妹2が神水取りたいっていうので、狭井神社もお参り。
木々の陰で心底冷える狭井神社。今日はわりとあったかいね、なんて言ってたんだけど。
お参りは終了。
やけに主張する立て看板に魅かれて、昭和の香りのする池のほとりをぐるっとまわって見晴し台に上って行きます。
犬神家っぽいって思ってた。口に出さなかったが。
ちょっぴり息が上がったけれど、少しのがんばりでこうも見晴らしのいいまほろばの奈良盆地を見渡せるだなんて、気持ちのいい初詣のしめくくり。大和三山もきれいに見えて、ああ万葉のこころ感じるわ、ころもほすてふあまのかぐやま・・・奈良のよさはこのどっしり感と何もなさなんだよなーと改めて思いました。
昔は文句たらったらに歩いていた山の辺の道の遠足、大人になって改めて訪れたいなぁ。
帰りは天理市を通って帰ったので、新旧さまざまな信仰をチラ見した2014の幕開けでした。おちぼひろい。
ちなみに大神神社の公式サイト
大和国一之宮三輪明神大神神社
好きすぎる。