○○に行ってきた!!

子連れでも楽しめる遊び場を紹介したい(野望)のと、国内外旅行記を備忘録として(メイン)

エジプトに行ってきた!3

この日は早朝(というより丑三つ時くらい)に起きて強引に朝食をとらされ、朝便でアスワンに向かう。
ほら地理で歴史で勉強したアスワンハイダムんところ。
エジプト国内便初体験。
搭乗口が土壇場で変更となり、引き返して別の搭乗口に並んだと思ったら、機器故障で手続きに時間かかるし、、、とにかくひとつひとつの動作に手際の悪さが目立つというか、エジプト的なアバウト扱いに朝からだるだる。
ガイドさんいわく、国営独占企業のエジプト航空はいくらいってもこういう態度改めないらしい。エジプト的お役所仕事なわけですね。



とかいいつつわりと定刻どおりに離陸&アスワンに到着。ソ連時代のモニュメントをバスで通過しアスワンハイダム観光。ただのダムです。でかいです。

あと回りに何もなさ杉。




すこしバスで移動して、切りかけのオベリスク観光。
野良犬が遺跡内をうろついてた。かわいいというよりちょっと動きが野性っぽくて怖い。あと正直このオベリスク観光、ただの岩山。。。



運よく予想以上の速さでアスワンについたため*1、ファルーカ(帆掛け舟)によるナイル川ツアーが急遽企画されました!個人的に、エジプトに来たらやりたいなぁと思っていたので、ツアーに組み込まれてラッキー☆
ファルーカは水辺の風がとても気持ちよかったな。。。
アガサクリスティの泊まったホテルはあちらです、とかオーソドックスな観光案内と、現地のヌビア人(アフリカ系っぽい)の踊りと歌にあわせて、どう上げていけばよいものやら戸惑いがちの低めのテンションで船内をまわる日本人団体観光客。
締めには、ヌビア特製おみやげも船内でがっつり売ってくれます。ヌビアンテンションになっていたので、けっこう買っちゃいます。たぶん日本のエキゾチックな雑貨屋さんで売ってそうな木彫り動物の置物を買いました。



こっからアブシンベルに飛ぶ。。。。んだけど。。。
午前中は、そこそこ順調にすすんだエジプト航空だったが、なかなか搭乗が始まらない。
おわびということで、ドリンクチケットもらう。ジュースだけってのもなんなので、信頼と実績のブリングルス&ローカーを一緒に買ってもぐもぐ。
せっかく日本から非常食いっぱい持ってきてたのに、この日はトランクの中。。。おかきとか食べたかった>< 

時間をもてあまし、どこでも食欲旺盛大口あげてピザを食うアメリカ人観光客(おそらく)を観察したり、これまでの旅をお絵かきしながら振り返ったり。長時間待たされたことも、今となっては旅のいい思い出。


2時間近く?待たされて、無事離陸し、一向はアブシンベルへ!
めちゃくちゃ暑い!タラップ降りた瞬間に感じる空気の違い!日本の暑さじゃなくて、赤道*2に近い熱帯の乾燥した暑さ!じりじり照りつける太陽がイタイ!11月なのにこれか?

道路の境界に白黒のレールがひかれていてアフリカっぽさを感じた。




湖畔のコテージ式の宿ということで、旅行前からこの日の宿を楽しみにしていた。想像通り、小さなかわいらしい建物で、中庭にはプールがあって、周囲には南国の植物が咲いていて、リゾート♪な感じだったのだが、、、、


部屋へ通されて、我々を待っていたのは、ウェルカムヤモリ!!!!ギャー!!!!!

加えてココの宿、営業時間内にもかかわらず、両替してくれず。2度ほどトライしたがいずれもノーと断られた。まじ、エジプト人仕事しねーなーってイライラした。あとから考えるに、私が女で日本人だからって、なめられたくさい。ムキー!


あと、ボールペンほしいって、ここの従業員からはじめて言われた。けっきょく、エジプト旅行中にボールペンの触れ合いはここだけだった。ボールペン信仰は南部には残っているようです。


ヤモリと両替商のいじめにくわえて、食のまずさに添乗員の手際の悪さに、イライラは最高潮の私。たぶん睡眠時間も足りてなかったんだろう。


しかしですよ、そんな些細なこと、世界遺産第1号を見たら吹き飛んだよ!


どうだーというアブシンベル神殿!!
後ろに入り口があって、なんじゃこの砂山は?って最初は思うんだけど、歩いて前に回っていくにつれ、神殿が見えてくる。
周囲はナセル湖っていうアスワンハイダムによって出来た人工湖が広がっていて、ビルとか民家とかおよそ人のつくりし文化的な建造物が見当たらない中に、突如大神殿が、大昔の文明の片鱗が顔をのぞかせるのだね。
ブロック上に分割して移築した名残も、横から見るとわかる。大昔の人類が残した遺産を、現代人が苦労してさらに未来へ残そうとする連係プレーにも感動した。


夜にはライトアップがあってラムセス2世とアブシンベル神殿とその他歴史がわかる。ラムセス2世による自分語り形式のナレーションが入るのだが、ファラオ的な上から目線の語り口調がどうも日本語の表現と不釣合い*3で、その不協和音ばかり気になって、内容が頭に入ってこなかった。


動作音だけはけたたましく存在感たっぷりの、部屋を冷やさないクーラーと、使いすぎるとお湯がでなくなるシャワーと、ヤモリのセキュリティのついた行き届きすぎるサービスが自慢の宿に戻って、この日は終了です。そして明日も早いのです。

*1:飛行機の速度が速いのではもちろんない。離着陸その他航空会社のトラブルがなかったので予定通りついたということ。ツアープランはトラブル発生を考慮してそこそこゆったりめに組まれていた

*2:後で調べたら、北回帰線越えてたみたいね

*3:和訳に違和感があったのかもしれない